ディズニーランドの思い出

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こんにちは、事務員Tです。

 

最近在留資格の申請がオンラインで出来るようになり、

弊社も入管へ足を運ぶ回数が減ったものの

オンライン未対応の特殊な依頼を受けると米倉先生が入管へ赴きます。

しかし入管は大抵混雑していて、

申請書を提出するだけでも1時間以上かかることがざらにあります。

 

並ぶことが苦手な私にとって頭の下がる思いですが

なるべく人混みを避け、並ばないように生きてきた私も

たくさんの行列に並ばざる得ない事がありました。

5年ほど前の話ですが、娘がディズニーランドに行きたいと言ったのです。

 

ディズニー……。

夢とネズミと行列の国……。

 

若かりし頃、私と同じく行列が苦手な夫と

何を血迷ったのかディズニーランドへ行ったことがありました。

しかし敷地内に入って早々に夫の体調が悪くなり、

アトラクションを一つも体験しないまま帰るという苦い思い出がありました。

 

行きたくない。

行きたくないでござる。

 

そう思ったものの、一度くらいは連れて行かないといけないような謎の義務感に襲われ、

家族で1泊2日ディズニーランドとディズニーシーに行くことにしました。

 

1日目、ディズニーランド

早々に並ぶことに疲れたと言い出した娘。

行列が苦手な両親の血を色濃く受け継いでいるようで、

夕方には宿泊先のホテルへと向かいました。

 

2日目、ディズニーシー

夫、体調不良で倒れる。

 

夫に関しては「またか」という一言に尽きました。

多分彼はディズニーに嫌われているのだと思います。

 

仕方なく娘と2人でディズニーシーへ行くと

娘が「ミッキーと写真が撮りたい」と言いだしました。

そこで写真が撮れる場所へ行くと「60分待ち」という看板が……。

 

ネズミさんと写真を撮るだけで60分待ち……。

辛い……。

 

娘に60分待てるか聞くと、大丈夫と言い張るので仕方なく並びました。

立ちっぱなしで60分。辛かったです。

離脱したくなる自分を叱咤激励し、なんとかミッキーにたどり着きました。

 

何度も言います。60分です。

60分待ったからには楽しまないと損です。

私はミッキー大好きになったつもりで写真を撮ろうと決意しました。

 

なので目の前に現れたミッキーに対し

「わーーーっ! ミッキー!! ミッキーーー!!!!!」

と歓声をあげながら両手を広げてハグを求めました。

 

私の剣幕に一瞬動きが止まったミッキーですが、

そこはプロのネズミ、すぐに動いてハグをしてくれました。

そしてミッキーと恋人同士のように(いい歳をしたおばさんですが)

腕にしがみついて写真を撮らせてもらいました。

その間ミッキーは嫌な顔一つせず、素敵な笑顔で対応してくれました。

さすがです。

 

一方娘は私の突然のハイテンションに怯えながらも

ミッキーと手をつないで写真を撮ってもらっていました。

 

その後別れ際に

「ありがとうミッキーーー!!ありがとうーーー!!!」

私は両手をブンブン振って感謝を告げました。

 

娘からの視線は痛かったですが

ミッキーファンになった時間はとても楽しく

60分待ちの元が取れた気がしました。

 

その後ヨロヨロ状態の夫が現れ、

3人でパーク前で写真を撮ったあと

遊び足らないとぼやく娘の手を引き早々に帰路につきました。

 

家に着いたあと娘に「ディズニー楽しかった?」と聞いてみると

「次は大きくなってから友達と行く」と呟いたので

まあそりゃそうだろうな。と思いました。

 

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