連帯保証人となっている会社の借金、銀行に個人補償を外してほしいと言えます。

会社が借り入れをするときには、多くは経営者の個人保証が求められてきました。

いざ事業を後継者に譲ろうとしても、後継者に財産がなく保証能力がないと事業承継も出来ません。

そこで日本商工会議所は全国銀行協会と協力して平成25年12月「経営者保証に関するガイドライン」を公表しました。

経済産業省中小企業庁の音頭で平成26年2月から27年6月まで6万9,272件の実績を上げています。

 

主な内容は

経営者の個人保証について、

①法人と個人が明確に分離されている場合などに、経営者の個人保証を求めないこと

②多額の個人保証を行っていても、早期に事業再生や廃業を決断した際に

一定の生活費等(従来の自由財産99万円に加え、年齢等に応じて100万円~360万円)を残すことや、

「華美でない」自宅に住み続けられることなどを検討すること

③保証債務の履行時に返済しきれない債務残額は原則として免除すること などを定めたガイドラインができました。

詳しくは → 中小企業庁のホームページ

 

 

事業継続計画・BCP

 

 

  事業継続計画・BCP:  bisiness continuity planning

 

災害など不測の事態に遭遇したときに、事業を中断せず、

中断しても目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、

会社が生き残る道を探るための計画作りのこと。

平時から事業継続のため戦略的に準備することです。

 

東京商工会議所のアンケートによると

BCP策定済みの企業26.5%、策定中または検討中が18.7%

詳細は 東京商工会議所ホームページ

内閣府の資料によると大企業は53.6%、中堅企業で25.3%の策定率

 

公共事業の入札のとき、事業継続計画(BCP)の提出すると評価得点に加点され

入札が有利になります。

 

 

  BCPの策定に係る経費や、BCPに基づく施設等の整備・改修に必要な資金の支援があります。

制度融資

1.日本政策金融公庫(社会環境対応施設整備資金)、融資限度額7億2千万円。

  詳細は 公庫ホームページ

2.静岡県制度融資(防災・減災強化資金)、融資限度1億円。

詳細は 静岡県商工金融課ホームページ 

 

補助金

1.静岡県経済産業部企業立地推進課:BCP等に基づき移転等をする工場等の設備投資に最大5億円。

詳細は 静岡県経済産業部ホームページ

2.その他各市町村の補助金最大2億円。 詳細は各市町村企業立地推進担当課へお問い合わせください。

 

計画書作成には当行政書士事務所がアドバイスを致します。